【「人のため」に時間をつかってみる…。】

【「人のため」に時間をつかってみる。】

以前こんなことがありました。車の給油をしようとガソリンスタンドに入ったときの話。車から降りたら、ひとりの整備士が話しかけてきました。「おっ、いいホイールですね。汚れてもったいないなぁ」と、からかうように笑う彼。私は「そうなんですよ。ちょうどこれから洗車に行くところで」と答え、建物の中に入って待つことに。しばらくして車のところに戻ると、汚れた雑巾を片手にその技士が立っていました。そしてこんな風に言うんです。「ちょっと手間取りましたが、すっかりキレイになりましたよ」見てみると、ホコリはすべて取り除かれて、タイヤのリムはすっかりピカピカになっていました。「すごい!しかし、ここまでしてもらわなくても…」「いいんですよ、ヒマだったので」と肩をすくめた彼。そんなとき、車がまた1台。「良い1日を!」。彼はそう言い残し、新しく入ってきた車のほうへ颯爽と走り去っていきました。これはもう何年も前の話ですが、未だに忘れられません。あなたもこんな風に、手の空いた時間があれば「自分のため」に使うのではなく、他の人のために使ってみては?

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「習慣力」を活用して人の成長行動を促進する専門家。個人経営店専門コーチ。九州NO.1個人経営専門コーチを目指し活動。フードアナリスト・全米認定NLPプラクティショナー・二級建築士 上野 勝博

【習慣力】 習慣とは、長い間繰り返し行ううちに、そうするのがきまりのようになったこと。心理学で、学習によって後天的に獲得され、反復によって固定化された個人の行動様式。 「習慣は第二の天性なり」という言葉があります。習慣の力は大きなもので、生まれつきの性質と変わらないほど日常の行動に影響を及ぼすと言われている。身についた習慣は、生まれつきの性質におとらないほど、その人の生活に影響するものである。